コンパクトでディスプレイも一体のノートパソコンは、持ち運びしやすくデスクトップパソコンと比べて手軽さが大きなメリットです。
しかし、デスクトップ型パソコンは本体に強力な冷却ファンを備えており、冷却性能に大きな差があります。
さらにパワフルなモデルには、水冷ユニットを備えたものもあり、3Dゲームや動画編集など、非常に負荷の大きい作業を長時間するのであれば、やはりデスクトップ型パソコンを使用するのが安心です。
しかし、デスクトップ型は持ち運びもできず大きな場所も取りますのでどちらか一方を選ぶとしたら機動性がよいノートパソコンを選ぶことになるでしょう。
しかし、ノートパソコンは熱対策は万全ではなく、今回はそのノートパソコンの熱対策についてご紹介したいと思います。
ノートパソコンが発熱する理由
部屋の温度が高い
パソコン内部の温度は、30℃前後に保つのが良いと言われています。
通常室温+7~8℃がパソコン内部の温度とされているので、室温は23℃前後になるのがベストです。
但し、実際に23℃前後に保とうとすると夏・冬はエアコン代が気になりますよね。
そんなときには扇風機を当てたり、パソコン冷却グッズを使用すると良いと思います。
部屋の湿度が高い
ノートパソコン内の温度は、部屋の温度の+7〜8℃ほどとされています。
そのため、パソコンを使う室温が上がれば、自然とパソコン内部の温度も上がってしまいます。
夏場は気温が高いため、パソコンが熱を持ちやすくなることを意識しましょう。
特に、室温が30℃を超えてしまうのは要注意です。ノートパソコン内の温度が40度を超えると、本体に異常が生じ、操作性が落ちてしまいます。
パソコン内部にほこりが溜まっている
ノートパソコンの内部にホコリが溜まっていると、本体に熱がこもりやすくなります。
ホコリが原因で冷却装置のファンが上手く作動していないことも考えられます。
ファンにホコリがつまり、ノートパソコン内部の空気が正常に循環できなくなってしまうのです。
その結果、ノートパソコンの温度が上昇し、手で触れると熱いと感じるほどになることもあります。
ノートパソコンの冷却機能の故障
パソコンには内部熱を排出するファンが設定されており、これが何か知らの原因できちんと機能していない場合があります。
パソコンが発熱しているのにファンが稼働していない、ファンがずっと回りっぱなし、ファン稼働時の音がうるさい、などがある場合は一度疑ってみると良いでしょう。
ご自分でみてもわからない場合はお買い上げのショップやパソコン修理を受け付けてくれているお店に相談する事をおすすめします。
ノートパソコンのファンの風を遮ってしまっている
パソコンには内部の熱を強制的に排出するファンが設定されており、内部の熱がある一定温度になるとファンが稼働し熱を排出する構造となっています。
ノートパソコンでありがちなのがこの排出口近くにモノがあり熱風が効率よく排出されない場合があります。
例えば配線類だったり、雑誌やスマホなどです。
一度お持ちのパソコンの排出口を確認してみるのが良いでしょう。
CPUなどの部品が熱を持ってしまう
パソコンに限らず電化製品は使用すると熱が発生します。
これは内部で電子同士がこすれ合うことで”摩擦熱”が発生する為で、ノートパソコンは極限までコンパクト設計しているために熱がこもりやすくより発熱を感じやすいのです。
ノートパソコンの部品の中でも特に熱を持ちやすいのが”CPU”です。
“CPU”とは人間の身体に例えると”脳”に相当する部分でパソコン起動中は常に動いており同時に立ち上げているアプリケーションが多いとその発熱は相当なものです。
ノートパソコンの熱対策
室温/湿度を下げる
熱対策にはこれが一番効果的で、室温23℃前後、パソコン内部30℃がベストと言われています。
但し、夏や冬にこの室温をキープしようとすると電気代が気になるところです。
そこでおすすめはパソコン用冷却グッズになります。
ノートパソコン内部の掃除をする
ノートパソコン内部のホコリは、熱放出を妨げる原因になります。
定期的にノートパソコンの裏ふたを外し、ホコリを取り除くようにしましょう。
特に冷却用のファンのあたりは丁寧に確認しましょう。
冷却用ファンにホコリが溜まると冷却機能が落ち、ノートパソコンが熱を持ってしまう原因になります。
数ヶ月に1回、もしくは本格的な夏前に掃除するのが良いと思います。
常に必要最低限のアプリケーション立ち上げする
ノートパソコンの部品の中でも、CPUは熱を発しやすいパーツです。
アプリケーションを大量に起動したままだと、CPUに負担がかかり、発熱する原因となってしまいます。
使用しないアプリケーションは終了するようにして、CPUにかかる負担を軽減させましょう。
長時間の使用を避ける
ノートパソコンは長時間使用し続けるほど熱がこもりやすくなります。
特にパソコンで長時間ゲームをする人は要注意ですパソコンゲームはパソコンの一番の熱源であるCPUをフル回転させますのでそれを長時間続けると相当な熱量が発せられます。
適度に電源を落として、パソコンも自分も休ませる時間を作るのも大切ではないでしょうか。
また、寝ている間もパソコンの電源を落とさない人も多いと思います。
使用しない時は面倒でもパソコンの電源を切るようにしましょう。
冷却グッズを使用する
ここまで色々な熱対策をご紹介してきましたが、夏場はやはり冷却グッズがあると便利です。
安価で簡単なグッズから少し予算は掛かりますが効果絶大のモノまでありますので少しご紹介したいと思います。
エアフロー効率化
パソコンの下にエアが流れる空間を作ってあげ効率よくエアーを流してあげるタイプで電気代が掛からずある一定の効果がでます。
卓上ファン
比較的安価で強制冷却できるもので卓上扇風機でも代用できるのではないでしょうか。
ファン付き冷却台
冷却グッズで一番効果が出来るのがこのタイプです。
冷却ファンがパソコン台の中に設置されており下からパソコンを強烈に冷却します。
ファンは1つものから複数設置されているものもありファンの強弱をコントロールできるものが便利です。
ちなみに、私もこのタイプを使っています。
排気・吸引強化
これはノートパソコン本体の排出口に設置しパソコン本体のファン+強制的に熱風を排出するタイプです。
ただ、パソコンの排出口が本体サイドにあるとパソコン使用時に少し邪魔になるのであまりおすすめはできません。
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