アロマでリラックス

その他

コロナ渦でリモートワークが増え、ストレスを抱えながら孤独に仕事をされている方が大勢いるのではないでしょうか。

実際私もほぼリモートワークで1~2週間に1回程度出社している状況です。

リモートワークを始めた頃は通勤時間がなくなり静かに自宅で仕事ができると喜んでいましたが、外に出る機会がほとんど無くなり、引きこもり状態となりストレスが増えている状況です。

そんなとき、私は昔から取り入れているアロマを炊いてリラックスしており今回、アロマの素晴らしさをお伝えできたらと思いました。

アロマの効果

世の中にはさまざまな種類の香りが存在しますが、その香りが私たちをリラックスさせてくれるか否かは、脳波の状態を測定することで確認することができます。

脳がゆっくりと働いている状態は、私たちにとってストレスが少ない状態です。この状態の脳波を分析すると、α波がよく出ていることが分かっています。つまりα波を増やしてくれる香りを嗅ぐ=脳・心・体がリラックスしているということです。

α波を増やしてくれる香りとして、コーヒーやウイスキーがあります。ただしコーヒーは種類によっては逆に脳を覚醒させてしまうタイプがあり、某実験によると、α波を増やすことができるのはブルーマウンテンとグァテマラの2種類であることが分かっています。逆にタバコの臭いは、α波を減らしてしまうといわれています。

私たちが暮らす空間に染み付いた臭いが、脳のα波に関係する可能性もあります。例えば天ぷらを揚げた後の油の臭いや汗の臭いが、α波を減らしてしまうことも多いそうです。普段から清潔な室内環境を保つこも、脳をリラックスさせるためには重要なのです。

アロマテラピーは植物から抽出した香り成分の精油(=エッセンシャルオイル)によって、心や身体のトラブルを緩和して、健康や美容をサポートしてくれる芳香療法です。

アロマの香りを嗅ぐと、芳香成分が鼻の粘膜から脳に伝わって自律神経を刺激し、それが私たちの心や身体に快・不快の感情を与えるといわれています。
さらに嗅覚は視覚や聴覚などを含む「五感」の中で、唯一「情動」(怒りや悲しみなど一時的で急激な感情の動き)に伝わるといわれています。アロマの心地よい香りを嗅ぐと、心が落ち着いてリラックスできるのも、このメカニズムによるものなのです。

オイルの種類

オイルには「エッセンシャルオイル」と「アロマオイル」があり似ているようですが用途が異なるため購入する際には注意して下さい。

エッセンシャルオイル(精油)

エッセンシャルオイルは英語で「精油」と表したものです。
つまり「精油=エッセンシャルオイル」ということになります。

精油は、植物の花、茎、葉、根、果皮、樹脂、樹皮、種子から抽出する天然の液体のことです。

100%天然素材だけで抽出したオイルのことを「精油(エッセンシャルオイル)」と呼びます。

ここで重要なのは、精油には「混ぜもの」は一切なし!ということです。

つまり純度が高い分、原液ということにもなるので使用方法には注意が必要にはなります。

原液を直接肌への塗布は厳禁です。

アロマオイル

アロマオイルは、「人工香料、アルコール、他の原料材料が人の手によって加えられ作られたオイル」のことを指し材料は香料、アルコール、植物油、鉱物油などです。

最近だと精油(エッセンシャルオイル)がベースとなり、様々に作られているのが多いので
少しややこしいかとは思います。

アロマオイルの他にフレグランスオイル、ポプリオイルなどとも言われています。

香り別効果

香りには大きく分けて7つに分類されます。

それぞれの香り別におすすめの効果をご紹介したいと思います。

フローラル系

甘くて華やかな香りで特に女性に人気が高い香りです。

主な香り:ローズ、ラベンダー、ジャスミン、ゼラニウム、カモミール、ネロリ

柑橘系

ナチュラルな香りが魅力で老若男女問わず人気が高い香りであるアロマ初心者にまずおすすめしたい香りです。

主な香り:レモン、グレープフルーツ、スイートオレンジ、ベルガモット

ハーブ系

爽快な香りでリフレッシュしたい際におススメの香りです。

主な香り:ユーカリ、ペパーミント、ローズマリー、ティーツリー

樹木系

森林にいるような落ち着く心地よい香り

主な香り:ヒノキ、シダーウッド、サイプレス

スパイス系

刺激のあるスパイシーな香りで気合を入れる際におすすめです。

主な香り:ブラックペッパー、シナモン、グローブ

エキゾチック系

官能的な甘さのある香りです。

主な香り:ジャスミン、イランイラン、サンダルウッド、パチュリ

樹脂系

木の樹脂から採取した香りで粘度が高く重く甘い香りです。

主な香り:ミルラ、フランキンセンス、ベンゾイン

部屋で使うアロマオイルの道具

エステサロンやショップのように、アロマでしっかりお部屋を香らせるには、道具やアロマの特徴を知り、目的に合わせて選ぶことが大切です。なぜなら、部屋によって合う道具が違い、アロマも種類によって香りが続く時間や効果が違うからです。

道具やアロマの特徴と使い方を知れば、理想の「いい香りのお部屋」が作れるようになります。自分の部屋と目的に合わせて、自由に選べるようになりましょう。

まずは使う部屋の広さの順に、おすすめの道具をご紹介します。

アロマポッド、アロマライト

夜、自分の部屋でゆっくりアロマを楽しみたいときには、アロマポットやアロマライトがおすすめです。
香りの広がりがふんわり優しめで、火やライトの明かりが疲れた心を癒してくれます

上がお皿になっていて、下にキャンドルを入れて火で温めるものをアロマポット、電球で温めるものをアロマライトと呼ぶのが一般的です。6畳くらいまでのお部屋に向いていて、香りの持続時間は数十分〜2、3時間くらいです。

向いているお部屋

個人の部屋、寝室

使い方

アロマポットの場合/上のお皿に水を入れ、エッセンシャルオイルを数滴(2〜6滴)たらします。下のキャンドルに火をつけ、上の水がなくなったら火を消すか水を足してください。
アロマライトの場合/商品によって違いますが、基本的には水が電源にかかると危険なので上のお皿に直接エッセンシャルオイルを数滴(2〜6滴)たらします。コンセントにさすだけでOK。オイルが蒸発したあとはライトとして機能します。

気をつけること

・アロマポットは火を使うので、その場を離れないでください。就寝前には必ず消してください。

・アロマポットの空焚きは大変危険です。気がついたら水がなかった場合は、必ず一度火を消してお皿の温度を下げてから水を入れてください。

・アロマライトはつけたまま寝ても大丈夫です。朝は必ず電源を切ってください。

・お皿が汚れたり、ベタベタします。よく拭き取り、洗剤で洗ってください。

ディフューザー

リビングや広めのお部屋で使うなら、電動式のディフューザーがおすすめです。細かいミストを吹き出す超音波タイプや、最近は原液をボトルのままセットする空気ポンプタイプなどがあります。熱でオイルを温めないのでフレッシュな香りがそのまま楽しめます。

商品の機能によって6畳〜40畳くらいまで対応できるものもあります。ディフューザーを高い位置に置くと、より遠くまで香りが広がります。連続使用時間は2〜3時間のものがほとんどです。電源が切れた後も香りはしばらく続くので、1稼働で半日〜1日香りが持ちます。

向いているお部屋

個人の部屋、リビング、広い1ルームやLDK

使い方

ミストタイプの場合/容器のフタを開けて中に水道水を入れ、エッセンシャルオイルを数滴たらしてスイッチを入れるだけでOKです。水やオイルの量はディフューザーの大きさによって違いますが、割合は「水100mlに対して、オイル2〜3滴」です。
空気ポンプタイプの場合/エッセンシャルオイルの瓶のフタを外してセットして、スイッチを入れるだけです。

気をつけること

ミストタイプは水を使うので、雑菌が繁殖しやすくなります。使い終わったら必ず水を捨て、洗浄して水分を拭き取っておきましょう。ディフューザーのまわりは水分でしっとりします。置き場所に気をつけましょう。

原液をセットするタイプはエッセンシャルオイルの消耗が早い点にご注意ください

リードディフュ―ザー

6畳くらいまでのお部屋で使うなら、瓶にリード(スティック)を差すタイプのリードディフューザーがおすすめです。ほどよく香り、見た目もオシャレで、何より一度セットしたら置いておくだけでいいのが便利です。電気も火も使わないので、玄関など目が届きづらい場所にも安心して使えます。香りの強さもリードの本数で調節ができます。広いお部屋で使いたいときは複数置けばOKです。

向いているお部屋

個人の部屋、リビング、玄関、脱衣室、トイレ

使い方

アロマオイルが入った瓶に、リードを入れるだけです。リードの本数を多く入れるほど強く香ります。

一週間くらいして香りが弱くなったら、リードを上下逆さまにしてください。それでも香りがなくなったら新しいリードと交換しましょう。

気をつけること

リードディフューザーのアロマオイルはお店ですでにブレンドされているものを購入するのがおすすめです。

なぜならリードディフューザー用のオイルの場合、手作りすると大量のエッセンシャルオイルを使用するためコスト高になりがちだからです。

お店でブレンドされたものは一見高価に思えますが、だいたい値段と香りの保ちは比例していますので、しっかり香らせたいときはこちらでしょう。トイレなど狭い空間に使う小さなものなら手作りもOKです。

アロマストーン

価格帯が安く、一番気軽にアロマが楽しめるグッズがアロマストーンです。素焼きのストーンやオブジェにエッセンシャルオイルを数滴たらして香りを楽しむものです。

天然のエッセンシャルオイルを使えば殺菌や安眠、集中などの効果も十分得られます。香りの広がりは少ないので、枕元や密閉された靴箱など狭い空間におすすめです。

向いているお部屋

寝室(枕元)、靴箱、クローゼット、トイレ、勉強部屋(机の上)

使い方

素焼きのストーンやオブジェに、エッセンシャルオイルを数滴(ストーンの大きさやオイルによって1〜6滴)たらすだけでOK。
ストーンの大きさや数、オイルの種類や量で香りの調整をしてください。香りの持続時間は半日〜1日くらい、最長で2、3日香りが続くこともあります。

気をつけること

・素焼きのストーンやオブジェは洗えません。汚れたら拭き取りましょう。

・オイルによってはストーンに色がつくこともあります。ストーンは消耗品と考えましょう。

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